誰かが持っていた物への「気持ち悪さ」
また、中古品全般に拒否反応を示してしまう人も少なくない。30代会社員の男性・Cさんはこう話す。
「見知らぬ誰かが所有していたことに、気持ち悪さを感じてしまいます。リサイクルショップの店先に並ぶ商品を見るたびに、『差し押さえされて競売にかけられた商品なのではないか』とか、『前の所有主に不幸があったのではないか』などと考えてしまいます。
部屋探しをする際も、新築物件のみを調べます。でもそれだと選択肢が限られるので、そろそろ新築マンションの購入を考えています。もはや潔癖症の一種なのかもしれないという自覚はあります」
中古市場が活性化する一方で、新品にこだわり続ける人たち。それぞれの理由があるようだ。