自分が嫌な仕事を夫に頼むのは気が引けるが、本間さんが講師をするセミナーでは、「奥さんや子供がほめてくれるなら頑張る」という男性の声が多いという。
「家事をしない男性は家のことにこだわりが少ないので、なんでもやってくれる。虫退治や力仕事、休日の朝食など、簡単で失敗が許せるものをやってもらうのがベストです」
一方、子供には、定期的に家事担当を“任命”して、お手伝いの習慣をつけるといい。
「お風呂掃除や配膳、麦茶作り、買ってきたものを冷蔵庫にしまうなど、安全で簡単な内容を、楽しくできるようにしましょう。『美しすぎる食器係』『風呂掃除のカリスマ』など、肩書をつけると子供は喜んでやる気を出します」
家族とうまくシェアした上で、手間を減らすための工夫をすれば、「名もなき家事」に負担を感じることはほとんどなくなるだろう。
※女性セブン2019年11月7・14日号