自宅にひきこもる“おじさん”も深刻
新型コロナへの過度な防衛は消毒だけに限らない。徹底的にひきこもる、“絶対に家から出ないおじさん”も家族にとっては迷惑だ。
「友人の夫が仕事を辞めたそうです。まだ50才くらいで、教育関係の仕事をしていたのですが、うつされたりうつしたりしたらと思うと仕事どころじゃないと言い出して。友人が励ましてもダメでした。
友人は仕事から帰宅すると、玄関で衣類を全部脱いでお風呂場へ直行するよう夫に言われているようです。その間に、自室から夫が出てきて、友人の靴の裏を消毒したり、洗濯できない上着に除菌スプレーをたっぷり吹きかけるそうです」(神奈川県・53才・主婦)
それでも、2人が納得しているならまだいい方だ。静岡県で、一家で自営業を営む女性は、夫の豹変ぶりに頭を悩ませている。
「もともと、自治会の役員や、地元のボランティアなどに張り切って参加していた夫ですが、コロナ自粛をきっかけに全部辞めてしまいました。感染対策だと思っていたのですが、どうもコロナを言い訳に、面倒なことは全部やらないだけのような…。書店やコンビニにも出かけなくなり、『行ってきて』と私に押し付けてくるのです。私は感染しても構わない、ともとれる態度にコロナ離婚もチラつきます」(埼玉県・49才・主婦)
もちろん、適度な消毒、不要不急の外出を避けたステイホームは大切なことだ。しかし、ここまで極端になってしまい、周囲に迷惑をかけるのは問題だろう。
※女性セブン2020年8月13日号