また、部下とのチャットツールでのやりとりでも、「おじさん」を実感する場面があったという。部下の20代女性から、「おじさん構文」をイジられたのだ。
おじさん構文とは、句読点の多さをはじめ、絵文字や顔文字を多用するなど、おじさんから若い女性へのLINEメッセージなどに多く見られる特徴のことで、SNSで“あるある”と盛り上がったネタだ。
「『句読点が多いと“おじさん構文”って、言われるんですよー』と女性から茶化された時は、驚きました。でも、“おじさん構文”を調べてみたら、確かに自分のLINEでけっこう当てはまることがあって……。そうであっても、別にいいじゃないですか。おじさんは言われたい放題だなと、胸が少し痛みました(笑)」(Bさん)
専門商社に勤務する40代の男性・Cさんは、SNS上で「おじさんは気持ち悪い」「金のないおじさんに存在価値はない」など、おじさんを中傷する言葉の数々に、恐怖と危機感を抱く日々だ。
「おじさんは、本当にサンドバッグ状態ですよね……。しかも、おばさんというか女性と比べて、おじさんって、あまり声をあげないじゃないですか。このまま歳をとるごとに人権がなくなっていくのかなと思うと恐怖です。嫌われないおじさんになるしかないのですが、どうしたらなれるのでしょうか」(Cさん)
「おじさん」と言われる歳になったアラフォー男性たち。言われたい放題の実情に、内心ビクビクしているようだ。