牛丼だけじゃないすき家の魅力
一方で、値上げされた牛丼や豚丼はあえて避け、それ以外のメニューを楽しんでいる“すき家愛好家”もいるようだ。都内に住む会社員・Aさん(20代男性)はこう話す。
「すき家のいいところは、ほかの牛丼チェーンに比べて、肉系以外のメニューも充実しているところ。個人的には『まぐろたたき丼』(並盛580円)が好きです」(Aさん)
すき家の『まぐろたたき丼』は、円盤型に成形されたまぐろのたたきがほぐさずそのままごはんにのって提供されることから「フリスビー丼」と呼ばれることもある。
「見た目はたしかにフリスビーみたいですが、ごはんには特製だれがかかっていて、なかなかおいしい。値段は牛丼より高くてもカロリーはやや低めなので、多少はヘルシーなのかな、という感じです」(Aさん)
すき家では、『サーモン丼』(並盛580円)、『四川風麻婆丼』(並盛580円)、『エビチリ丼』(並盛680円)、『とりそぼろ丼』(並盛390円)といった丼メニューも提供されており、それらのファンも少なくないようだ。
“すき家ではトッピングを楽しむ”という意見もある。すき家愛好家を自称する都内在住の会社員・Bさん(30代女性)はこう話す。
「すき家は、ほかのチェーンにないトッピングがあるのがポイント高いと思います。私のお気に入りは、『ゴマだれ』(50円)とか『食べラー・メンマ』(170円)とか『高菜明太マヨ』(150円)。あとは『フライドにんにく』(60円)もいい。牛丼そのものの値上げはちょっと残念ですが、いろいろなトッピングがある限り、私はすき家に通います。できれば、もっとトッピングの種類が増えてほしいくらい」(Bさん)