【仕事編】楽しく好きな仕事で“稼ぐ力”を磨く
お金のやりくりも大切だが、お金を儲けるのに最もパワーを発揮するのは稼ぐ力だ。人は生きていくために働かなければならないが、稼ぐためには仕事との向き合い方が重要になる。
「稼げない人は、できる仕事をいやいやこなしているケースが多い。また、往々にして経済の仕組みを考えず、ラクして儲けようとしがちです。それに対して、お金を稼ぐ人は努力や才能もありますが、たとえば、最新の機材を導入して使いこなすとか、誰にも負けない知識やスキルを持つとか、常に自分の個性を磨く掛け算をして、付加価値をつける努力をしているんです」
それには、仕事が好きで、おもしろがることができるのも、重要な要素だ。
「自分が好きなことは得意なことでもあり、それを生業にすると仕事の質も高まり、意欲的で前向きな人生が楽しめる。そこに付加価値が加われば、最強の仕事になります」
国家公務員から、昔から大好きだった芸人になった彼自身、掛け算の真っ最中だ。
「あるフリーランスのテレビディレクターは、いち早く高額な編集機材を購入し、操作を覚えたことで、どの現場でも唯一無二の仕事ができるようになり、繁忙期には月400万円も稼ぐようになったそう。自らを磨き、付加価値を高めたことが増収のカギですね」