共用廊下側に窓があるお風呂のメリット・デメリット
廊下側にお風呂がある間取りの物件もある。人材紹介会社に勤務する40代女性・Bさんの実家のマンションの部屋は、風呂場の窓が共用廊下側についている。
「お風呂場に窓がついていると、換気がしっかりできるという点は優れていると思います。湿気がこもることはないし、カビも発生しづらい。そういう生活に慣れていたので、一人暮らしの今でも、お風呂場に窓がほしくなります」(Bさん)
そうしたメリットもある一方、廊下側の窓がある風呂ならではのデメリットも感じている。
「廊下に面しているので、冬は外からの冷気が伝わってきて、寒い。窓は上のほうについているので、外から見られるということはないんですが、それでも、明かりや音で、お風呂に入っているかどうかが外からすぐにわかってしまうのは嫌でした」(Bさん)
寝室の窓が共用廊下側。防犯面に不安は?
メーカーに勤務する30代男性・Cさんは、寝室が廊下側で、かつそこに窓がある物件に住んでいる。実際に暮らしてみて、気になった点を教えてくれた。
「人の足音や、隣人宛の荷物の配達員の声は結構聞こえますね。部屋の位置にもよると思いますが、就寝時に音に敏感な人や、夜勤で昼間に寝たい人は避けた方がいいかもしれません。窓はすりガラスで、格子に覆われているので、防犯面に不安はありませんが、それでも窓の前に誰かが立っているような時は、怖くなります。採光とか、換気のためには窓があったほうがいいんでしょうけど、実際はカーテンを閉めっぱなしですし、窓を開けるのも年に数回です」(Cさん)
窓の位置はメリットにもデメリットになるだけに、それぞれのライフスタイルや家族形態に合わせて、最適な間取りの物件を選びたい。