寿司だけでなく、『欲張りな天麩羅盛り合わせ』(329円)、『欲張りなシュウマイ3種盛り』(439円)、『旨い。茶碗蒸し』(329円)を注文した。
「天麩羅は海老、イカ、ナス、さつまいもの4種。これで329円は安いと思います。『欲張りなシュウマイ3種盛り』は、長細いシュウマイの上に海老、イカ、うなぎという“ネタ”がのっているメニュー。寿司のシャリ部分がシュウマイになっているような感じです。どんな味なんだろうと思いましたが、食べれば意外とオーソドックスなシュウマイでおいしかったです」
1人でも家族連れでも
記者Aと同行した友人は、どちらもそれほど酒が得意な方ではないということもあり、ドリンクは最初の瓶ビールと、それぞれソフトドリンクを1杯ずつ注文したのみ。前述のメニュー以外に3点盛りの寿司を2品ほど注文し、会計は5266円だった。
「看板メニューの『雲丹といくらのこぼれ軍艦』(329円)、シメの『鯛出汁あさりたっぷりラーメン』(439円)の2品も食べたかったのですが、材料の入荷がなかったとのことで、食べられなかったのは残念です。
値段的には、しっかり食べて1人2500円くらいなので、かなりコスパがいいと感じました。税込みで『329円』『439円』の低価格帯のメニューが多くて、お通しや席代がないというのは、『鳥貴族』に似ているかもしれません。あと、18時半くらいから混んできて、1人のお客さんや家族連れもいたのが普通の居酒屋との違いでしょうか。カウンター席があるので1人でも入りやすいし、回転寿司の雰囲気もあるので、子供と一緒でも入りやすい、ということなのだと思います」
普通の居酒屋でもなく回転寿司店でもないが、それぞれの利点がブレンドされているとも言えそうな寿司居酒屋。回転寿司チェーンが安さばかりを売りにできなくなっている昨今、“大衆寿司”のジャンルにおいて、“寿司居酒屋”というスタイルがより存在感を増していくかもしれない。