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結婚相手より低収入で不憫… 月2万円仕送りする60代母「息子愛の沼」

 こうした事例は経済成長の鈍化という構造的な原因が背景にあるため、今後も増加傾向が続くと山田氏は指摘する。

「親や子の心情に問題があるというより、社会構造の現われとして、子が親に頼らざるを得なくなりました。しかも日本社会では、子供が成人しても親子の関係が切れないため、親の援助が延々と続きがちになります」

 この先、年金カットや医療費負担増などで高齢世代の家計が厳しくなるなか、親はますます子への「奉仕」を求められるリスクがあるのだ。

※週刊ポスト2021年5月28日号

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