現在は買い物全般において、原材料が高騰していることにも注意したい。
「輸入原材料の物流停滞や原油価格の高騰などで各種製品の原材料費が上がり、商品に反映されて値上げラッシュになっています。マクドナルドのポテトが提供中止になったり、カップラーメンの値段が上がったのもそのためです。今後は白物家電やパソコンなども輸入資材の価格上昇で値上がりする可能性があるので、購入を考えているなら現時点で買った方が結果として安くなるといえます。
また、各社とも決算期が2、3月なので決算のタイミングでセールする可能性も。欲しい製品がある場合は年度内にこまめなチェックをすることが大事です」(丸山さん)
白物・美容家電ライターの田中真紀子さんが続ける。
「冷蔵庫や洗濯機、食器洗い乾燥機などはコロナ禍の部品不足や半導体不足で今後も在庫切れになるかもしれないので購入するならお早めに。一方で、ホットプレートや自動調理鍋といった調理家電系はコロナ禍での需要増が落ち着き、これから値下がりする可能性があります」
人生最大の買い物となる不動産はどうか。
「世界的な金利上昇で今後住宅ローンの金利は上がるとの声もありますが、金利が上がると購入希望者が減り、物件価格が下がって支払い総額は思っていたほど変わらないということも過去の事例だと多いです。ただし、現金で一括払いしたり頭金を多く払える人は物件価格が下がった方がお得なので、そういう人は購入を待った方が有利かもしれません」(風呂内さん)
変化に乗り遅れて損することは、なるべく避けたいものだ。
※女性セブン2022年3月3日号